厨房機器売却時必見!業務用厨房機器の各メーカーの年式の調べ方

業務用厨房機器を売却する際、製造年式は査定額に大きな影響を与えます。しかし、メーカーによって年式の表示方法が異なるため、調べ方に戸惑う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、主要な業務用厨房機器メーカーの年式の調べ方を詳しく解説します。シリアルナンバーの見方やラベルの位置など、実践的なポイントを押さえることで、スムーズに年式を特定できるようになるでしょう。

業務用厨房機器の売却を検討中の方は、ぜひ本記事を参考に、製造年式を正確に把握し、有利な条件で売却につなげてください。機器の価値を最大限に引き出すための一助となれば幸いです。

業務用厨房機器の年式を知ることの重要性

業務用厨房機器の年式を知ることは、機器の価値判断や修理部品の互換性確認、製品リコールや安全性の確認など、様々な場面で重要な役割を果たします。厨房機器の年式は製造年を示すものですが、一般的な家電と異なり、業務用機器では表記がないことが多いのが現状です。

中古厨房機器売却時の価値判断

中古厨房機器を売却する際、その価値を正確に判断することが重要です。年式が新しいほど、一般的に価値が高くなる傾向にあります。年式を知ることで、適正な売却価格を設定することができ、スムーズな取引につながります。

例えば、5年前に購入した業務用冷蔵庫と、10年前に購入した同型の冷蔵庫では、年式の差から価値に大きな開きがあります。年式が古い機器は、性能面でも劣化が進んでいる可能性が高く、買い手側も慎重になるでしょう。年式を正確に把握することで、売却価格の適正化を図ることができます。

修理部品の互換性確認

業務用厨房機器は長期間使用されるため、定期的なメンテナンスや修理が必要です。修理の際、部品の互換性を確認することが重要となります。年式によって、同じ型番の機器でも使用されている部品が異なる場合があるからです。

部品の互換性を確認するために、年式情報は欠かせません。年式を知ることで、適切な部品を選択し、修理を円滑に進めることができます。特に、古い機器の修理では、部品の在庫状況によっては対応が難しくなることもあるため、年式の把握が重要となります。

製品リコールや安全性の確認

製品リコールは、製品の安全性に問題が発見された際に、メーカーが自主的に行う回収や修理の措置です。業務用厨房機器においても、リコールの対象となる場合があります。リコール情報を確認する際、製造年や年式は重要な情報となります。

年式を知ることで、自社で使用している機器がリコールの対象に含まれているかどうかを確認できます。リコール対象の機器を使用し続けることは、安全面でのリスクが高くなります。年式情報を活用して、適切な対応を取ることが求められます。

また、古い機器は、安全基準が現在ほど厳しくなかった時代に製造されたものが多く、安全性の面で懸念があります。年式を把握することで、使用中の機器の安全性を評価し、必要に応じて更新を検討することができます。

以上のように、業務用厨房機器の年式を知ることは、様々な場面で重要性を持っています。しかし、メーカーによって年式の表記方法は異なり、一見しただけでは分かりにくいものが多いのが実情です。次のセクションでは、主要メーカーの年式の調べ方について詳しく解説します。

メーカー別の業務用厨房機器の年式の調べ方

業務用厨房機器は、一般家庭用の電化製品とは異なり、製造年を示す年式の表記方法が統一されていないのが現状です。メーカーごとに独自の表記方法を採用しているため、中古の業務用厨房機器を売却する際には、その年式の見方を理解しておくことが重要となります。

ここでは、ホシザキ、フクシマ、大和冷機、パナソニック、エフ・エム・アイ (FMI)、大穂製作所の6社を取り上げ、それぞれのメーカーにおける業務用厨房機器の年式の調べ方を詳しく解説していきます。これらの情報を活用することで、適切な価格設定やスムーズな売却につなげることができるでしょう。

ホシザキ製品の年式の調べ方

ホシザキ製品の年式は、製造番号に含まれるアルファベットを数字に変換することで判断できます。Aは1、Bは2、というように、Jは9、Kは0を表しています。2010年以前の製品は黒地に白抜きのシールが使用されていましたが、それ以降は通常の黒字で表記されています。

ただし、継続製品の場合は特例があり、LからUまでのアルファベットが使用されます。Lは1、Mは2、Sは7、Tは8、Uは9を表しますが、Oは使用されません。この特例を理解しておくことで、継続製品の年式も正確に判断することができます。

フクシマ製品の年式の調べ方

フクシマ製品の年式は、製造番号の前に記載された数字で判断します。例えば、「9」と記載されている場合、2019年または2009年製造であることを示しています。また、型名を手がかりに発売年を検索することで、より正確な製造年を特定することも可能です。

フクシマ製品の年式表記は比較的シンプルですが、10年周期で数字が繰り返されるため、型名と合わせて総合的に判断する必要があります。中古販売の際は、製品の状態や使用年数なども考慮して、適切な価格設定を行うことが大切です。

大和冷機製品の年式の調べ方

大和冷機製品の年式は、製造番号の後ろに記載された5桁の数字の最後の数字で判断します。例えば、「6」と記載されている場合、2016年または2006年製造であることを示しています。ただし、10年周期で数字が繰り返されるため、製品の外観や使用状況から総合的に判断する必要があります。

大和冷機製品は、業務用冷蔵庫や冷凍庫で高い評価を得ているメーカーです。年式の見方を理解することで、適切な価格設定やスムーズな売却につなげることができるでしょう。

パナソニック製品の年式の調べ方

パナソニック製品の年式は、サンヨーの事業を引き継いだ後も同様の表記方法が採用されています。製造番号の最初の数字が年式を表しており、この製造番号は操作盤の近くに貼られた型名シールに記載されています。例えば、製造番号が「9」で始まる場合、2009年製造であることを示しています。

パナソニックは、業務用厨房機器の分野でも高い信頼性を誇るメーカーです。年式の見方を理解することで、製品の価値を適切に判断し、売却時の交渉をスムーズに進めることができるでしょう。

エフ・エム・アイ (FMI) 製品の年式の調べ方

エフ・エム・アイ (FMI) 製品の年式は、型名シール内の「機番」に記載された最初の2桁の数字で判断します。最初の数字が「4」の場合は2010年代製造であることを示し、次の数字がその年数を表しています。例えば、「44」と記載されている場合、2014年製造であることを示しています。

FMI製品は、業務用冷蔵庫や製氷機などで知られるメーカーです。年式の見方を理解することで、製品の状態や使用年数を適切に判断し、売却時の価格交渉に役立てることができるでしょう。

大穂製作所製品の年式の調べ方

大穂製作所製品の年式は、製造番号の上2桁で判断します。この2桁の数字は年を表しており、例えば「21」と記載されている場合、平成21年(2009年)製造であることを示しています。大穂製作所は、業務用冷蔵庫や冷凍庫、ショーケースなどを手がけるメーカーです。

型名が読み取れない時は

型名からの発売年の推測

製造番号から年式が読み取れない場合でも、型名から発売年を推測することである程度の見当をつけることができます。多くのメーカーでは、型名に発売年や製品世代を示す情報が組み込まれているためです。

例えば、フクシマでは型名で発売年を検索することが可能です。また、FMIでは型名シール内の「機番」の最初の2桁が年式を表しており、初桁の「4」が2010年代、次の数字がその年数を表します。

ただし、型名からの発売年の推測はあくまで目安であり、正確な年式調査の代替にはなりません。可能な限り、製造番号や年式表記から正確な年式を特定することが重要です。

まとめ

本記事では、業務用厨房機器の年式を調べる際の各メーカーの特徴や方法について詳しく解説しました。また、製造番号から年式を読み取れないときの推測の方法も紹介しました。機器の状態や相場価格を正確に把握することで、売却時のトラブルを未然に防ぐことができます。

厨房機器の売却を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしながら、専門家による適切な査定を受けることをおすすめします。厨房機器の買取実績豊富な「厨房ヒーロー」なら、専門スタッフが丁寧に対応し、高値での買取を実現します。